従来のコインロッカー増設には物理的な限界があった。そこに風穴を開けたのが、民間店舗の未利用スペースを活用するシェアリングプラットフォームだ。渋谷や京都の路地裏にある老舗カフェ、ホテルのフロント、あるいは個人のセレクトショップが、旅行者の荷物を預かる拠点として機能している。
預ける側にとっては「駅の混雑を避けてすぐ近くに預けられる」利点があり、店舗側にとっては荷物をきっかけとした来店・集客という副次効果が生まれる。セキュリティカメラの低価格化や保険制度の拡充も手伝い、街の至る所に「小さなクローク」が点在するエコシステムが完成した。