三輪霞は呪術界の名門家系出身ではなく、呪術師の才能を示す「生得術式」を一切持たない非術師の一般家庭出身です。弟が2人いる貧しい家庭を支えるため、「お金を稼ぎたい」という極めて現実的な理由で呪術高専に入学しました。
術式を持たない三輪が戦うために選んだ技術が、古流武術の粋を集めた「シン陰流」です。特に相手の呪力を感知して自動迎撃を行う「簡易領域」と、鞘の中で呪力を高めて超高速で切り裂く「抜刀」のコンビネーションは、特級や一級相手でなければ十分に通用する確かな実力を持っていました。
自分自身を「役立たず三輪」と卑下する癖がありましたが、術式という天賦の才に恵まれない中で、地道な鍛錬によって京都校のレギュラーを張るまでに上り詰めた努力の軌跡は、読者に強い勇気と共感を与えました。