Q1:ナスの葉の裏にびっしり細かい虫がいて白っぽくなっています。無農薬でハダニを退治できますか?
A1:初期から中期であれば十分に可能です。ハダニは水に非常に弱いため、霧吹きやホースの鋭い水流で葉裏を直接洗い流す「葉水」を数日間連続で行ってください。それでも収まらない場合は、家庭にある食用油と無添加石けんを乳化させた手作りの油石けん水や、有機JAS規格で使用可能な気門封鎖型スプレー(粘着くん、アーリーセーフ等)を葉裏へ隙間なく噴霧することで、虫の気門を塞いで窒息死させられます。
Q2:ナスの株の片側半分だけ、葉が黄色く萎れてきました。復活させる方法はありますか?
A2:極めて高確率で「半身萎凋病(はんしんいちょうびょう)」が疑われます。導管部がカビに侵され、株の片側だけ水分供給が途絶える難防除病害です。残念ながら、一度発病した株を完治させる有効な治療薬剤は現場レベルでは存在しません。病勢の拡大を防ぐため、病気の株は根の周囲の土ごと速やかに抜き取り、畑の外で焼却・廃棄してください。翌シーズンはナス科の連作を避け、トナシムなどの耐病性台木を用いた接木苗を選ぶことが唯一の防衛策です。
Q3:葉に白っぽい粉のような斑点が出ました。実の収穫を続けても大丈夫ですか?
A3:それは「うどんこ病」の初期症状です。葉の表面にカビの菌糸が広がっている状態ですが、果実そのものに直接の毒性が移行することはありませんので、収穫した実を食べることに問題はありません。ただし放置すると光合成が止まり、株全体が枯死して収穫が終わってしまいます。白斑が出た葉を早期に摘葉するか、重曹を800〜1,000倍に薄めた水溶液を週に1〜2回散布して菌糸の拡大を物理的に抑え込んでください。