公立化見送り後の改革で最もドラスティックだった施策が、薬学部薬学科の学生募集停止です。私立大学薬学部の全国的な乱立と薬剤師国家試験の難化に伴い、地方私立大薬学部は深刻な志願者減に直面していました。同大学は傷口を広げる前に不採算部門の縮小を決断し、在学生の国家試験対策支援を万全にしつつ、医療保健系と看護分野へのリソース集中を鮮明にしました。
2026年現在の入試戦線において、大手予備校(河合塾・駿台など)が提示する姫路獨協大学の偏差値および学群・学部の構成は以下の通り落ち着いています。
医療保健学部(偏差値:35.0〜40.0)は、理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚療法学科、臨床工学科の4専攻を展開。定員充足率の回復を目指しつつも、国家資格取得を目的とした手堅い実学志向の受験生を集めています。特にリハビリ・医療機器領域は地域の病院グループとのパイプが太く、入試難易度以上の職業訓練校的強みを有しています。
看護学部(偏差値:37.5〜42.5)は、キャンパス内の主力拠点として安定した人気を保っています。播磨地域における中核病院の看護師不足を背景に、地元志向の強い受験層から支持されており、学内では最上位の入試難易度を形成しています。
一方、文系領域を担う人間社会学群(偏差値:BF〜35.0)は、かつての外国語学部や法学部を源流とし、現代社会学群としての学びを提供しています。入試のハードルは極めて低く、ボーダーフリー(BF)に近い学科区分も見られますが、地域公務員や地元金融機関、福祉関連施設への就職を志す学生に向けた手厚い個別指導体制を敷いています。