花吉野カンツリー倶楽部を語るうえで、まず浮き彫りになるのが「開放的なリゾート感とシビアな競技性の同居」という評価です。コースレートはレギュラーティからでも相応の数値を誇り、一見すると広大なランディングエリアが広がっているように見えます。しかし、実際にティーイングエリアに立つと、視覚的な錯覚を利用したハザード配置がゴルファーの落としどころを狭めている事実に気付かされます。
コース管理スタッフへのヒアリングおよび競技志向ゴルファーの実測データによれば、来場者の平均スコアは普段のアベレージよりも約3〜5打悪化する傾向が見られます。その最大の要因は、杉本英世氏の設計思想である「見せるハザードと隠されたアンジュレーション」にあります。フェアウェイを外すと待ち受ける巧みなバンカー群、そして花道からのアプローチを容易に許さない砲台グリーンが、スコアメイクの行く手を阻みます。
一方で、コースメンテナンスのクオリティに対する評判は極めて高く、主要ゴルフ予約ポータルサイトの口コミ集計でも総合評価4.3以上を維持しています。特にフェアウェイの密度とグリーンの転がりの滑らかさは、関西圏の数あるゴルフ場の中でもトップクラスの仕上がりを保っており、多くのメンバーやリピーターを惹きつける大きな原動力となっています。