インターネットの検索窓に「ディズニー チョコ クランチ」と入力すると、サジェストワードに「販売中止」「売ってない」といった不穏な単語が表示されることがあります。しかし、冒頭から明らかなように、ディズニーチョコクランチが販売中止になった事実は一切ありません。
では、なぜこのような誤った噂がまことしやかに囁かれるようになったのでしょうか。調査報道の観点からネット上の言説と当時のパーク状況を検証すると、2つの明確な要因が浮かび上がってきます。
噂の要因1:品薄による「パーク内店舗での一時的販売停止」
最大の引き金となったのは、世界的な物流停滞とパークの入園者数急回復が重なった2021年末から2022年にかけての供給調整です。当時、お菓子類全般の製造・供給が追いつかなくなり、オリエンタルランドは店頭の混雑緩和と転売防止を目的として、「お菓子の店頭販売を休止し、公式アプリを通じたオンライン通販のみ(1人あたりの点数制限付き)」という前代未聞の緊急措置をとりました。
パークのお菓子売り場から文字通りチョコクランチが消え、棚が文房具や雑貨で埋め尽くされた光景を目の当たりにしたゲストが、SNS上で「チョコクランチが売っていない」「販売終了したのではないか」と投稿。その切り取られた情報が一人歩きし、「販売中止の噂」として定着してしまったのが実情です。
噂の要因2:季節・イベント限定缶の「販売終了」との混同
もう一つの要因は、ハロウィーンやクリスマス、特定アニバーサリーの限定缶が完売した際に表示される「販売終了」のアナウンスです。公式アプリの在庫ステータスで「販売終了」と表示されたキャプチャ画像が文脈を欠いたまま拡散され、定番のチョコクランチそのものが終売したと勘違いされるケースが後を絶ちません。
SNSや大手掲示板(5ch)、知恵袋などのリアルな投稿を見ても、「久々にインパしたけれどチョコクランチは山積みで安心した」「会社へのお土産は結局これ一択。誰に配っても喜ばれる」といった声が大多数を占めています。現場の供給体制は完全に正常化しており、現在もパークの主力として盤石の体制を誇っています。