このホテルの最大の特徴は、銀座五丁目という立地を体現したデザインコンセプトにある。歌舞伎座に近いことから、「粋(Sui)」と「雅(Miyabi)」をテーマにした内装が施されている。ロビーや客室の随所にあしらわれた江戸紫や朱色のアクセントカラーは、決して華美すぎず、現代的なミニマリズムと見事に調和している。
客室の窓から差し込む柔らかな光が、和紙をモチーフにした壁紙に陰影を落とす。コンパクトながらも機能的に配置された家具は、日本の職人技を感じさせる仕上がりだ。単に寝るためだけの部屋ではなく、そこで過ごす時間そのものが旅のコンテンツになるよう設計されている。