日本国内での成功にとどまらず、台湾、香港、シンガポール、そしてタイやマレーシアへとその触手を伸ばす同社。現地では「DON DON DONKI」として親しまれているが、中華圏の消費者の間では唐 吉 可 德の呼び名で完全にブランドが浸透している。日本品質の生鮮食品や、現地では手に入りにくい日本のニッチな日用品が手に入る場所として、ローカルの富裕層から中間層までを虜にしているのだ。
特に香港や台湾の店舗では、日本産のイチゴや和牛が飛ぶように売れる。単なるディスカウントストアではなく、「日本食と日本文化の体験型テーマパーク」としての地位を確立したことが、海外展開の勝因と言えるだろう。関税や物流の壁を乗り越え、新鮮な日本食材を安価に提供するサプライチェーンの強さは、他社の追随を許さない。