Q1:花はたくさん咲くのに、小さな実のまま黄色くなってポロポロ落ちてしまいます。剪定で改善できますか?
A1:落花の主因は「株内部の日照不足」「養分の分散」「水・肥料切れ」の3点です。剪定によって株の内側へ光を入れ、混み合った不要なわき芽を間引くことで養分が集中し、落花は劇的に抑えられます。まずは第1分枝より下の側枝をすべて落とし、主枝の先端に日光が当たっているか確認してください。
Q2:忙しくて放置していたら、わき芽が太くなってどれが主枝かわからなくなりました。今からでも切って大丈夫ですか?
A2:すでに親指ほどの太さに育ったわき芽を根元から切断すると、大きな傷口から病原菌が侵入し、株全体を枯らす恐れがあります。どれが主枝か判別しにくい場合は無理に根元から切らず、その太いわき芽の先端をハサミで止める(摘心する)にとどめ、残った葉を光合成部隊として活用するリカバリー剪定へ切り替えてください。
Q3:剪定に使用するハサミの消毒は本当に必要ですか?家庭菜園でも行うべきでしょうか?
A3:極めて重要です。ピーマンをはじめとするナス科植物は、タバコモザイクウイルス(TMV)などの植物ウイルス病に極めて弱く、感染した株を切ったハサミで健全な株を切ると一瞬で感染が拡大します。作業前や株を移動する際は、ハサミの刃を消毒用エタノールで拭き取るか、ライターの火で数秒間炙る熱消毒を徹底することが失敗を防ぐ防壁となります。