複数ファイルの結合自動化を推進するにあたり、自チームの現状に合わせて最適なアプローチを採用するための明確な判断基準を提示します。
【パワークエリによる自動化を今すぐ導入すべき人】
- 毎月・毎週、決まったフォーマットのExcelやCSVファイルを3つ以上手作業でコピペしている方
- プログラミング(VBAコード)の記述やメンテナンスに不安がある方
- 集約だけでなく、不要な列の削除や日付の変換など一定のクレンジングを同時に行いたい方
- 将来的に集計データをPower BIやダッシュボードで可視化したい方
【VBAやOfficeスクリプトの開発を検討すべき人】
- 提出元ごとにシート名や表の開始位置が異なり、動的な判定ロジックが必要な環境
- 結合完了後に特定のアクション(別システムへの自動転送、PDF保存、メール送信)まで一気通貫で自動化したい組織
- Microsoft 365のクラウド環境(SharePoint/Teams)上で、PCを起動せず完全バックグラウンド処理を行いたいチーム
【慎重になるべきケース(まず業務ルールの整理が必要な組織)】
- 現場からの提出ファイルが「紙を印刷するためのレイアウト(セル結合の多用、空白行による見栄え調整)」になっている場合
- 提出ファイル名や保存場所が個人の裁量に任されており、フォルダ構成が定まっていない環境
まずは「1行1レコードのテーブル形式でデータを入力する」「決められた共有フォルダに指定のファイル名で保存する」という業務プロセスの標準化から着手することが、結果的に自動化への最短ルートとなります。