旅行情報サイトや個人の旅行ブログで頻繁に見かけるアドバイスに、「混雑を避けるなら朝イチ開館直後を狙え」というものがあります。しかし、取材班の定点観測によって、この常識には思わぬ落とし穴が存在することが明らかになりました。
第一の誤解は、「朝イチに行けば当日券でもすぐ買える」という思い込みです。実際には、開館30分前から当日券を求める観光客がゲート前に並び始め、開館時刻の時点ですでに数十メートルに及ぶ列が形成されています。結果として、開館と同時にWEBチケット組がスムーズにゲートをくぐっていく横で、当日券組は朝から20分以上待たされることになります。朝一番のメリットを最大限に享受できるのは、あくまで「開館枠のWEBチケットを事前確保している人だけ」です。
第二の盲点は、館内の進行速度に関する誤解です。多くの来館者は「朝イチに入れば中も空いているはず」と考え、最上階のカワウソやアザラシの水槽で足を止めます。しかし、後続の入場者が次々と上層階に上がってくるため、開始30分後には8階から7階にかけての通路が急速に飽和します。本当に混雑を回避してジンベエザメを独占したいのであれば、上層階の小動物展示は後回しにし、入館直後にスロープを素早く降りて6階〜5階のメイン水槽前に直行するのが、玄人が実践する裏ワザです。後から再入場スタンプを押してもらえば、空いた時間帯に上層階をゆっくり見直すことも可能です。