賀喜遥香の高校生活は、高校2年生の夏を境に劇的な転換点を迎えます。2018年8月19日、応募総数12万9,182人という天文学的な倍率を記録した「坂道合同新規メンバー募集オーディション」に合格。同年11月末に乃木坂46の4期生として配属が決定しました。
当時、栃木県から東京・乃木坂のレッスン場まで毎日通い続けることは物理的・体力的に不可能でした。そこで浮上したのが転校の真相と理由です。学業の継続とアイドル活動のレッスン・握手会・テレビ収録を両立させるため、芸能人が多く通う学校として著名な目黒日本大学高校(旧・日出高校)へと転校を決断しました。
目黒日本大学高校では、同じ乃木坂46 4期生として苦楽を共にする遠藤さくらや金川紗耶らと同級生となり、通信制課程で単位を取得しながらアイドル活動に邁進します。多忙を極めるレッスン漬けの生活の中、学校の課題やテストを合間にこなし、弱音を吐かずに2020年3月に無事卒業を迎えました。
慣れ親しんだ地元の友人たちと離れ、見知らぬ大都市の高校へ編入するという決断は、17歳の少女にとって計り知れない心理的葛藤を伴ったはずです。しかし、彼女はこの転校という環境変化を自立の好機と捉え、プロとしての自覚を急速に育んでいきました。