二人の関係性を語る上で避けて通れないのが、両親の離婚に伴う環境の激変です。2015年に千葉真一さんと玉美さんが離婚した際、長男の真剣佑は父と共にアメリカに残り、次男の郷敦は母と共に日本へ帰国して京都で暮らすという選択がなされました。
多感な思春期に太平洋を挟んで離れ離れになったことから、ネット上では「実は兄弟仲が冷え切っているのではないか」「確執があるのでは」という邪推が囁かれた時期もありました。しかし、現場の関係者やテレビ番組の密着取材で明かされた事実は、その対極にあります。
真剣佑は弟を溺愛しており、郷敦が日本で芸能活動を始める際にも陰ながら熱心に応援していました。郷敦自身もトーク番組『A-Studio+』などで「兄は常に先を走る憧れであり、一番の味方」と素直なリスペクトを語っています。離れて暮らした期間があったからこそ、互いに依存することなく、一人の自立した男として深い敬意を抱き合う関係が構築されたのです。
その強固な絆を世に知らしめた象徴的な出来事が、2023年1月22日の「兄弟同時結婚発表」でした。この日は亡き父・千葉真一さんの84回目の誕生日にあたります。「父の誕生日にそろって吉報を届ける」という前代未聞のW発表は、兄弟の合意と父への深い哀悼の念がなければなし得ない決断でした。
その後、眞栄田郷敦は2024年秋に離婚を発表。結婚生活にピリオドを打つ形となりましたが、双方の合意のもとで子どもへの責任を果たしつつ、俳優業へ全精力を傾ける道を選びました。人生の激動を経験しながらも、兄・真剣佑との信頼関係は一切揺らいでおらず、互いのプライベートとプロ意識を尊重し合う姿勢が続いています。