5月中旬を迎えると、東京の下町は江戸情緒と熱気に包まれます。5月お祭り開催日程をチェックする上で、祭礼ファンならずとも絶対に押さえておくべき重要な事実があります。それは「神田祭と山王祭の隔年開催ルール」です。
ネット上ではしばしば誤解されがちですが、三社祭神田祭見どころを検索する際、2026年は西暦偶数年のため、神田明神の「神田祭」は本祭ではなく陰祭り(小規模な神事中心)の年にあたります。2026年に天下祭としての本祭を執行するのは、赤坂・永田町に鎮座する日枝神社の「山王祭」(本祭は6月開催)です。したがって、勇壮な神田祭の大規模な神幸祭や町輿宮入を期待して5月に神田を訪れても、本祭の賑わいは見られません。
一方、毎年開催され圧倒的な熱狂を巻き起こすのが、浅草神社の「浅草神社三社祭」です。2026年は5月15日(金)から5月17日(日)の3日間で開催されます。最大の見どころは最終日・17日未明からの「宮出し」と、本社神輿三基が浅草の各町会を練り歩く渡御です。公式発表の交通規制マップにもある通り、浅草駅周辺および雷門通りは歩行者で埋め尽くされます。熱気を感じつつ安全に楽しむためには、混雑が極限に達する宮出し直後を避け、日曜の午後に各町内を行き交う町会神輿を路地沿いから見学するのが玄人の鑑賞法です。