麻生氏のトレードマークといえば、イタリアの高級老舗帽子ブランド「ボルサリーノ(Borsalino)」の中折れ帽です。1857年創業の同ブランドは、映画スターや政財界のトップに愛されてきたクラシック・ファッションの頂点とも言える存在。麻生氏は同社の最高級フェルトハットを数十個以上コレクションしているとされます。
特に注目すべきは、その被り方にあります。つばをわずかに目深にし、やや左に傾ける「斜めかぶり」は、1930年代のクラシックスタイルにおける正式な作法です。一見するとアウトロー映画のような威圧感を与えますが、服飾史に精通した評論家からは「頭の形や顔の輪郭に合わせたミリ単位の計算がなされており、帽子のツバの角度一つとっても完璧なドレスコードに則っている」と高く評価されています。