同校の最大の教育的アイデンティティは、単位制による「総合学科」システムにあります。1年次は共通科目をベースに基礎学力を固めつつ「産業社会と人間」というキャリア探究科目を通じて自己の適性を見極めます。そして2年次以降は、生徒各自が将来の進路に合わせて時間割を主体的に組み立てる構造となっています。
東久留米総合高校の総合学科の特徴として設定されている主な系列は以下の通りです。
- 人文・社会系列:文学、歴史、語学、法学、経済学などを深く学び、文系大学や国際系学部への進学を目指す。
- 自然・情報系列:数学、理科、プログラミングや情報科学を重視し、理工系・医療情報系への進路を開拓する。
- 健康・スポーツ系列:スポーツ科学、実技理論、テーピングや健康管理を学び、体育系大学や指導者・トレーナーを目指す。
- 芸術・表現系列:美術、音楽、デザイン、映像表現などを専門的に探究し、美大・音大やクリエイティブ分野を目指す。
- 生活・人間系列:保育、福祉、食物・栄養、心理学などを学び、福祉・医療・教育・家政系への進学に直結させる。
こうした専門的な学びは、近年の大学入試改革において極めて有利に働いています。東久留米総合高校の進学実績を紐解くと、一般選抜による日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)や大東亜帝国、女子大等への合格に加え、探究学習の成果をアピールできる総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜での進学割合が高いことが特徴です。四年制大学への進学者が過半数を占めるほか、看護・医療・スポーツトレーナー系の専門学校や短期大学、公務員を含む就職まで、幅広い進路が実現されています。