ハギレを使った手作業は、完成品を得る実利だけでなく、現代人のメンタルヘルスにおいても極めて有効な活動であることが心理学や作業療法の研究で示されています。
手先をリズミカルに動かす単純作業は「クラフトセラピー」と呼ばれ、余計な思考を手放して目の前の布地に意識を集中させるマインドフルネス状態を作り出します。断捨離で「捨てる罪悪感」に苛まれるのではなく、自らの手で新たな価値を吹き込むプロセスは、自己効力感(自分はやればできるという感覚)を回復させる健全な心理効果をもたらします。
【ハギレ小物作りに向いている人】
- 日々のデジタル作業で脳疲労を感じ、短時間で「形になる達成感」を味わいたい人
- 思い出の洋服やベビー服など、愛着があって手放せない布地をコンパクトに残したい人
- 100円ショップのアイテムを活用し、低予算でオリジナルのインテリアや雑貨を揃えたい人
【あまりおすすめできない人・慎重になるべき人】
- ミリ単位の厳密な対称性や、既製品と寸分狂わぬ完璧な縫製クオリティを求める人(ミシンでの精密製図が向いています)
- 布の仕分けやアイロンがけなど、細かな下準備の作業そのものに強いストレスを感じる人