現在、館内を訪れる利用客を驚かせているのが、仮囲いの壁がフロアごとに広がる異様な光景です。改装の主軸となるヨドバシカメラ池袋出店計画により、西武池袋本店が使用していた約8万8000平方メートルの売り場面積のうち、半分以上となる約5万平方メートル規模がヨドバシカメラ側のフロアへと転換される設計となっています。
公式発表資料や改装計画に沿った西武池袋本店改装工事スケジュールによれば、2025年以降から段階的なフロア引き渡しと改装が進められ、西武池袋本店リニューアル時期の集大成となる全体刷新が2026年中に完了する運びとなっています。かつて婦人服や紳士服、趣味雑貨が何フロアにもわたって連なっていた空間は解体され、家電・通信機器・ホビー・アウトドア用品を中心とした大型カテゴリーキラー空間へと変貌を遂げつつあります。
この大転換により、従来の「駅から雨に濡れずに立ち寄れる総合百貨店」という池袋の日常風景は完全に塗り替えられました。西武百貨店側は売り場面積を約半分に削ぎ落とし、利益率の高い特定分野へ生存領域を絞り込む背水の陣を敷いています。