「ちくさ高原は都市部から近いからノーマルタイヤでも行けるのではないか」という安易な予測は、重大な事故や立ち往生を招く極めて危険な誤解です。現場ルートの実態を検証すると、ちくさ高原スキー場 道路状況チェーン規制には特有の難所が存在します。
最寄りの高速道路インターチェンジである中国自動車道・山崎ICまたは作用ICを降りた後、国道429号から県道72号(若桜下三河線)へと進むにつれて急激に標高が上がります。平野部では雨や乾燥路面であっても、スキー場手前約8km〜10kmの山岳登坂区間に入った途端、完全な圧雪路面やブラックアイスバーン(凍結路)へと一変します。
宍粟土木事務所や警察による現地検問では、降雪時に「冬用タイヤ装着規制」または「チェーン携行・装着規制」が厳格に敷かれます。四輪駆動(4WD)車にスタッドレスタイヤを履いている場合でも、急勾配かつカーブが連続する坂道ではスタック車両が発生しやすいため、全車両チェーンのトランク携行が義務レベルで推奨されます。2WD(FF・FR)車に至っては、スタッドレスタイヤ装着時であっても駆動輪へのチェーン装着を命じられる局面が珍しくありません。