オールバックの真価は、アレンジ次第でオンとオフの表情を自由自在に切り替えられる柔軟性にある。平日、重要な商談やプレゼンテーションに臨むなら、目の細かいコームで撫で付けたタイトなスリックバックが圧倒的な信頼感と知性を醸し出す。額を完全に開くことで、視線がブレず、相手に自信に満ちた印象を与える。
一方、週末のオフタイムには、手櫛だけでラフに掻き上げたルーズなバックが抜群に映える。パーマを軽く残した毛先を遊ばせたり、サイドの毛束をあえて数本パラリと落としたりすることで、大人の余裕を感じさせるアンニュイな抜け感が生まれる。ひとつのカットベースでありながら、纏う空気感を瞬時に変えられることこそ、多忙な現代男性がこのヘアスタイルを選ぶ決定打となっている。