編集部では都内主要ターミナル駅および郊外の住宅地において、主要モバイルルーターの通信速度を一斉検証した。結論から言えば、通信事業者が謳う「下り最大数Gbps」という理論値は、実験室の理想環境でしか出ない幻影に過ぎない。
実際の街中において、電波干渉や基地局の収容負荷に耐えうる実効速度を叩き出したのは、WiMAX +5G対応のフラッグシップ機「Speed Wi-Fi 5G X12」だった。特に干渉の少ない5G Sub6帯域を捉えた際のレスポンスは群を抜いており、下り実測200Mbps超を安定して記録。高精細な動画ストリーミングや大容量ファイルの送受信でも一切の息切れを見せなかった。
一方で、多くの契約者が騙されやすいのが「完全無制限」という甘い言葉だ。一定期間内に極端なデータ通信を行った場合、事前の警告なしに帯域制限が発動するネットワーク管理の現場を我々は確認している。真の意味で日常使いに耐えうる1台を選ぶ基準は、最大速度ではなく「混雑時間帯におけるパケットロス率の低さ」にある。