九州産業大学が推し進めてきた「九州産業大学サッカー場整備計画」は、単なる老朽化対策の修繕工事ではない。大学全体のブランディング戦略と、地域に開かれたキャンパスインフラの再構築を見据えた長期ビジョンの中核プロジェクトだ。大学関係者は「学生の競技力向上はもちろん、周辺地域とスポーツを通じてどう繋がるかを徹底して議論した」と明かす。
長年、土埃の舞うピッチから歴代のOBたちが汗を流し、泥臭く積み上げてきた伝統がある。その歴史を受け継ぎながら、現代のフットボールに対応する最高峰のインフラへと昇華させた。排水性能の飛躍的な向上により、九州特有の猛烈なゲリラ豪雨の直後であっても、水たまり一つ作らず即座にボールトレーニングへ移行できるタフな構造が完成した。