「目を離した隙にチョコを1歳で食べてしまった」「上の子のチョコを2歳にあげたら喜んで全部食べてしまった」というトラブルは、育児現場で頻繁に耳にするアクシデントです。実際に口にしてしまった場合、保護者が取るべき初期対応を整理しておきましょう。
結論から申し上げると、一口〜数口程度を誤食しただけで、直ちに命に関わる重大な中毒症状を引き起こすケースは極めて稀です。過度な罪悪感から無理に吐かせようとすると、窒息や誤嚥性肺炎の危険が生じるため絶対に避けてください。まずは落ち着いて、以下の手順で48時間以内の状態変化を観察します。
最重要チェック項目はチョコによるアレルギー症状の有無です。チョコレートには原材料として「乳成分」「大豆レシチン」が含まれるほか、製造ラインで「小麦」「落花生(ピーナッツ)」「アーモンドなどのナッツ類」が混入(コンタミネーション)している事例が多々あります。食後2時間以内に皮膚の赤み、じんましん、唇の腫れ、呼吸のゼーゼー音(喘鳴)、激しい嘔吐が出現した場合は、速やかに小児科を受診してください。
アレルギー症状が見られない場合でも、翌日にかけて便が緩くなったり、カフェインの影響で夜泣きが激しくなったりするケースがあります。水分を多めに摂取させ、便とともに体外へ排泄されるのを待ちましょう。