単一のマスプロダクトを大量生産・大量消費させるモデルが全盛だった時代に、地域ごとの味覚の差異をリスペクトし、コストをかけて別製造を貫いた日清食品の姿勢は、日本のフードビジネス史における先駆的な事例です。標準化の圧力に屈せず、地域のアイデンティティを守り抜いたことこそが、どん兵衛を半世紀にわたるロングセラーへと押し上げました。
自分にぴったりの味を選ぶ、あるいは知人へのお土産・食べ比べとして選定する際は、以下の判断基準を参考にしてください。
こんな人には「東日本仕様(E)」が向いている
- うどんには濃い口の醤油の香りと、ガツンとした魚介のパンチを求めたい人
- ご飯のおかずとしてカップうどんを一緒に食べたい人
- 立ち食いそば・うどんの濃い関東つゆに馴染みがある人
こんな人には「西日本仕様(W)」が向いている
- 塩辛さよりも、昆布の底深い旨味や甘みをじっくり味わいたい人
- 最後の一滴まで罪悪感なくつゆを飲み干したい人
- 山椒の香る上品な薬味とあっさりした出汁の調和を楽しみたい人