レターパックの事故を防ぐうえで、封筒表面の記入と梱包仕上げのクオリティは極めて重要です。とりわけ配達スピードに直結するのが品名欄の正しい書き方です。遠方宛ての場合、荷物は航空機で輸送されますが、品名欄に「日用品」「雑貨」「小物類」「書類等」といった曖昧な記述があると、保安上の理由から航空機への搭載が拒否されます。その結果、陸送や船便へ切り替えられ、予定より数日以上の遅延が発生します。「衣類(綿製Tシャツ)」「書籍」「化粧水(アルコールフリー)」など、中身の材質や性質が局員や保安検査員にひと目で伝わる表記を心がけましょう。
また、荷物を詰め込んだ際の梱包方法とテープ補強ルールにも一定の境界線が存在します。厚手の荷物を入れる際、封筒のフタ(ベロ部分)が浮いてしまうのを防ぐため、透明テープなどで補強すること自体は認められています。ただし、専用封筒を切り刻んで形を変形させる行為や、貼り合わせによる容積拡張、料額印面(切手マーク)をテープで完全に覆い隠す行為は引受不可とみなされます。フタの糊付け部分をしっかり押さえ、隙間ができないように外周を適度にテープで留める程度が適切な補強の範囲です。
そして、発送直前の最大の盲点がご依頼主保管用シールの剥がし忘れです。表面下部に貼られている「ご依頼主様保管用シール(追跡番号記載)」は、ポストへ投函する前に必ず自分で剥がして保管しなければなりません。これを貼ったまま投函してしまうと、相手への追跡番号通知が不可能になるだけでなく、万が一の未着トラブル時に荷物の行方を追う手がかりを完全に失うことになります。