地下アイドルの現場において、ライブパフォーマンスそのものは「導入」に過ぎないと言っても過言ではありません。ビジネスの本番は、終演後に開催される「特典会」です。多くのファンが熱狂するメンズ地下アイドルのチェキ会では、メンバーと数分間、至近距離で会話を交わし、肩を寄せ合ったりハグに近いポーズ(いわゆる「密着ポーズ」)で撮影を行うことが常態化しています。
気になるメン地下の特典会相場ですが、基本となる2ショットチェキは1枚あたり1,000円〜1,500円(サインやトーク時間30秒〜1分付き)が標準的です。しかし、人気グループや過激なサービスを売りにする現場では、1枚2,000円〜3,000円に設定されるケースも珍しくありません。一見すると手頃な価格に見えますが、ファンの多くは1回のイベントで10枚〜30枚単位で「まとめ出し」を行います。わずか数十分の会話のために、1日で3万〜5万円が軽々と消費されていくのが現場の日常風景です。
さらに近年では、「10万円以上の支払いでメンバーとプリクラ同伴」「20万円で私物プレゼント+特別デート風動画」など、高額課金を促す特別レギュレーション(通称・太客向け特典)が乱立しています。接触時間の長さと親密度がお金によって可視化されるシステムこそが、ファンの競争心と執着を煽る最大のエンジンとなっています。