関節リウマチで絶対Ngな10項目!良かれ入浴や断薬の罠を専門医視点で解明

関節リウマチで絶対Ngな10項目!良かれ入浴や断薬の罠を専門医視点で解明

関節リウマチで絶対Ngな10項目!良かれ入浴や断薬の罠を専門医視点で解明にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

ネット検索で常に上位に挙がるのが「関節リウマチ 食べてはいけないもの」「禁忌 食べ物」というトピックです。一部のブログや民間療法サイトでは、「ナス科の野菜(ナス、トマト、ジャガイモ)に含まれるソラニンが関節炎を悪化させる」「乳製品やグルテンを完全に排除しなければリウマチは治らない」といった極端な言説が拡散されています。

しかし、日本リウマチ学会をはじめとする世界の主要リウマチ学術組織の見解において、「リウマチを悪化させる特定の絶対的禁忌食品」という科学的根拠は存在しません。ナス科野菜を排除した群と通常食の群を比較した臨床試験でも、有意な疾患活動性の差は確認されていないのが現状です。

むしろ注意すべきは、極端な食事制限によってタンパク質やカルシウム、ビタミンDが不足し、関節リウマチの重大な合併症である「二次性骨粗鬆症」や筋肉減少症(サルコペニア)を招くことです。食事面で本当に避けるべきは、肥満による関節への物理的過負荷と動脈硬化リスクを高める「超加工食品の過剰摂取」「高カロリー・高脂肪食」であり、特定の食材を敵視することではありません。

入浴に関しても大きな盲点が存在します。「関節痛=温泉で温める」という固定観念から、激しい滑膜炎の最中に湯船へ長く浸かり、かえって痛みを悪化させる患者が後を絶ちません。見極めの基準は極めてシンプルです。「患部に触れて周囲の皮膚より熱いかどうか」です。熱感があるときは冷やす、朝の強ばりだけで熱感がないときはぬるめのお湯で温める。このシンプルな原則を徹底するだけで、入浴後の激痛トラブルを回避できます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。