一歩足を踏み入れれば、そこは波の音と木造建築の芳しい香りが心地よく響き合う異空間だ。設計を手掛けた建築家陣は、日本の伝統的な造船技術や数寄屋造りの美学を現代的に解釈。海面に浮かぶかのような開放感溢れる空間は、時間帯によって表情を刻一刻と変えていく。
カウンターに立つのは、長年の一流料亭で腕を磨いた熟練の料理人たち。彼らが扱う食材の背後には、陸上養殖や環境負荷の極めて少ないサステナブル漁法で獲られた厳選魚介が並ぶ。音覚、視覚、そして味覚。緻密に計算された演出が、かつてない食の没入体験を完璧に作り上げている。