転身後の道は決して平坦ではなかった。日本オートレース選手会の養成所での厳しい訓練を経てプロデビューを果たしたものの、怪我やプレッシャーとの戦いが続いた。それでも愚直に走り続けた森は、2020年11月、SG日本選手権で悲願の初優勝を果たし、ついに「日本一」の約束を果たしてみせた。
だが、試練は終わらない。優勝からわずか2か月後、レース中の落車事故により重傷を負い、一時は命の危険や車椅子生活さえ危ぶまれる事態に陥った。絶望的な状況下で彼を支えたのは、リハビリ生活の中で送られてきたメンバーからの温かいメッセージだった。何十回にも及ぶ手術と気が遠くなるようなリハビリを乗り越え、彼は再びサーキットへと舞い戻った。