「高級車で乗り付けて子どもを降ろしていく親を見た」といった口コミも、ネット上で定期的に炎上するトピックの一つだ。こうした目撃談が一人歩きすることで、「図々しい利用者が得をしている」という印象が強められてしまう。
だが、現場の運営者に取材を重ねると、全く異なる事情が見えてくる。車を所有している理由には、地方における移動手段の必須性や、親戚・知人からの譲渡、離婚前の所有物など、多様な背景が存在する。見た目の印象だけで「裕福だ」と断定することは極めて危険だ。
また、子どもに悲しい思いをさせたくないと、精いっぱいの身なりを整えて足を運ぶ親の心理もある。「貧困層に見られないように装うこと」自体が、現代の社会的孤立や恥の意識を象徴しているとも言えるのだ。