ヴィレッジ内に足を一歩進めてまず目を奪われるのは、季節ごとに表情を劇的に変える圧倒的な植物の数々だ。英国の伝統的なカントリーガーデンをベースにしながらも、由布院特有の寒暖差を生かした独自の植栽デザインが緻密に構築されている。今年新たに拡張されたイングリッシュローズゾーンでは、珍しい原種ローズやハーブが咲き乱れ、芳醇な香りが路地いっぱいに満ちている。
敷地内を洗練された景観に保つ裏には、専任ガーデナーたちによるたゆまぬ手入れがある。絵本の中に迷い込んだかのようなミニチュアサイズの建造物と、生き生きと茂る緑や色鮮やかな花々のコントラストは、どこを切り取っても隙のない一枚の絵画のようだ。