時が経ち、メディアにおける二人の言及のされ方にも成熟が見られる。バラエティ番組などで過去の話題がフリとして出された際も、藤森は嫌な顔ひとつせず絶妙な間とユーモアで返し、田中もまた大人の対応で受け流すか、あるいは相手の現在の活躍を素直に称える。この「傷つけ合わない距離感」こそが、視聴者に爽やかな印象を与えている。
共演こそ滅多にないものの、業界内でお互いの名前が出るたびに感じるのは、過去をなかったことにするのではなく、自分の人生の貴重なステップとして受け止めている姿勢だ。互いの努力を一番近くで見届けていた時期があったからこそ、現在の成功を心から認め合える絆のようなものが存在している。