ボールのバウンド速度、滑り具合、足元の踏ん張り。これら微細な変化に最も敏感なのは、現場で指揮を執る監督たちだ。日本代表を率いる森保一監督も、遠征先のピッチ状態がチームの戦術遂行力に与える影響を常々重視してきた。
パスサッカーの精度を極限まで高めるには、ヨレや凹凸のない均一なサーフェスが欠かせない。日本サッカー協会(JFA)も国内の練習拠点や主要競技場への最新芝導入を強力に推進しており、世界基準の環境で日常的にプレーすることこそが代表強化の絶対条件と位置付けている。FIFAが定める厳格なピッチコンディション規定をクリアすることは、勝利への最初の一歩なのだ。