山本屋総本家の麺はなぜ固い?本店との違いや絶品食べ方を徹底解剖

山本屋総本家の麺はなぜ固い?本店との違いや絶品食べ方を徹底解剖

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配膳された土鍋を見て、「蓋に湯気抜きの穴が開いていない」ことに気づく読者も多いはずです。実はこの特注の萬古焼土鍋の蓋には、熱々のうどんを冷ましながら食べる「取り皿(とんすい)」としての役割があります。

地元名古屋の常連客が実践する、最も美味しい食べ方の手順は次の通りです。

まず、運ばれてきたら蓋を裏返しにして手元に置きます。土鍋からうどんを数本、蓋の上に移し、味噌出汁を適量絡ませてから口へと運びます。蓋が冷め止めと受け皿の二役を果たすため、煮えたぎる出汁で火傷することなく、麺のコシと味噌の風味をダイレクトに楽しめます。

さらに見逃せないのが「生卵」の扱いです。具材として乗せられた卵をすぐに崩すのではなく、土鍋の底に沈めて余熱で半熟に育てるか、あるいは蓋の上に移して麺を絡める「すき焼き風」にして食べるのが通の流儀。濃厚な八丁味噌の塩味と卵黄のコクが絡み合い、極上の味変が完成します。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。