地域の現在地を理解するためには、町の歩んできた歴史的背景を知ることが欠かせません。肥前町歴史合併の経緯を振り返ると、かつて東松浦郡に属していた旧肥前町は、2005年(平成17年)1月1日、唐津市および東松浦郡の7町村(浜玉町、厳木町、相知町、北波多村、肥前町、鎮西町、呼子町)と対等合併し、新・唐津市の一部となりました。
合併から歳月が経過した現在、肥前町現在の人口と暮らしを取り巻く環境は、全国の地方部と同様に少子高齢化の課題に直面しています。行政の住民基本台帳データによると、旧町域の人口は約5,000人台へと推移しており、高齢化率は高水準にあります。しかしその一方で、地域の伝統行事や棚田の保全活動、漁業協同組合を中心としたコミュニティの結束力は今なお強固に保たれています。
半島先端部に位置しながらも、幹線道路(国道204号や主要地方道)の整備が進んだことで、唐津市街地や伊万里市街地への通勤・通院も現実的な範囲に収まっており、「静かな海辺で暮らしながら、生活必需品は車で短時間の近隣都市へ買い出しに行く」という二層構造のライフスタイルが定着しています。