エピデンドラムの花言葉の中で最も有名なのが「孤高の美」と「ささやかな幸せ」です。一見すると対照的にも思えるこの2つの言葉は、エピデンドラムという植物の語源とユニークな生態から見事に結びついています。
まず「エピデンドラム」という名前の語源は、ギリシャ語の「epi(〜の上)」と「dendron(樹木)」を組み合わせたもの。中南米の熱帯雨林において、地面に根を下ろすのではなく、大きな樹木の幹や枝に着生して生育する「着生植物」であることに由来しています。
高い木の上という過酷な環境で、誰の力も借りずに自立し、天に向かって凛と花を咲かせる姿から「孤高の美」「清らかな美」「判断力」といった自立心あふれる花言葉が生まれました。
その一方で、エピデンドラムの1輪1輪の花は1〜2cmほどと非常に小さく、それらがボール状にぎゅっと寄り添い合って咲きます。この小さく可憐な花々が健気に集まる姿が、日常のささやかな温もりを感じさせることから「ささやかな幸せ」「可憐な美」という優しい花言葉が定着しました。自然界のたくましさと親しみやすい愛らしさ、その両方がエピデンドラムの大きな魅力です。