なぜ謝罪の菓子折りは羊羹?相手の怒りを鎮める相場とNg品を徹底解説

なぜ謝罪の菓子折りは羊羹?相手の怒りを鎮める相場とNg品を徹底解説

なぜ謝罪の菓子折りは羊羹?相手の怒りを鎮める相場とNg品を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

謝罪の訪問において、最も致命的なミスが「会議室に入った瞬間に菓子折りを差し出すこと」です。相手がまだ怒りに震えている状態で菓子折りを差し出せば、謝罪菓子折り渡すタイミングを完全に見誤った行為として受け取られます。「物で機嫌を取ろうとしている」「事態をお菓子で片付けようというのか」と、相手の心理的リアクタンス(反発心)を猛烈に刺激してしまうのです。

訪問時の正しい所作の手順は以下の通りです。

まず、訪問時は紙袋に入れたまま足元(自分の椅子の横の床上)に置き、存在を誇示してはいけません。名刺交換を済ませた後、立った状態、あるいは深く頭を下げて事態の経緯報告、原因の究明、そして再発防止策を真摯に説明します。相手からの厳しい叱責を受け止め、こちらの誠意が届いて先方の態度が軟化し、謝罪が実質的に受け入れられた「辞去の間際」に初めて品物を取り出します。

渡す際は、紙袋から品物を取り出し、正面を相手に向けて両手で差し出します。このとき「つまらないものですが」という定型句を使ってはなりません。「心ばかりのお詫びの印でございます」「お納めいただけますと幸甚に存じます」といった謙虚な言葉を添えるのが、洗練されたビジネスマナーです。

次に、極めて誤解が多いのが謝罪菓子折りのし水引の選定です。慶事用の花結び(蝶結び)を誤って掛けてしまうと、「何度あってもおめでたい」という意味になり、相手を侮辱する結果となります。

謝罪におけるのしの基本原則は、以下のいずれかです。

  • 原則として「包装紙のみ(無地のし、またはのし無し)」:現代のビジネスマナーでは、お詫びの品に大々的なのし紙を掛けること自体を「形式ばっている」「仰々しい」と感じる相手も増えています。落ち着いた紺や茶系統の包装紙のみで包むのが最も安全です。
  • のしを掛ける場合:「紅白の結び切り(二度と繰り返さない)」または「白黒の結び切り」を使用します。表書きは上段に「深謝」「陳謝」「お詫び」、下段に自身の会社名と氏名を記載します。「御礼」や「粗品」は言語道断です。
渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。