近年、二輪業界では排出ガス規制の強化や電動化へのシフトが進む一方で、キャブレター車や2ストロークモデル、昭和の名車に対するノスタルジーとコレクターズ需要がかつてない高まりを見せています。そうした市場環境のなか、大西商会の中古バイクや旧車ラインナップは、単なる移動手段を超えた「走る工芸品」を求める層から絶大な関心を集めています。
同店が扱う主なモデルは、ホンダのCBシリーズ、ヤマハのRZ・XJ系、スズキのGS・GTシリーズ、カワサキのZ系・マッハ系といった往年の名車たちです。流通量が年々減少している希少なベース車両から、即走行可能なフルレストア車まで幅広くカバーしている点が、全国の旧車ファンを引きつける大きな要因となっています。
特に大西商会の旧車展開は、単に仕入れた車両を右から左へ流す一般的な中古車店とは一線を画しています。経年劣化した機関部のオーバーホールやフレーム修正、当時物パーツのストックを活かしたリフレッシュなど、一台一台の手作業による仕上げがコアな愛好家の所有欲を刺激しています。