事態が急変したのは、記録的な猛暑が続いていた2024年8月8日のことでした。川口氏は自身の公式X(旧Twitter)アカウントにおいて、夏季における男性の体臭や身だしなみに関する私感を投稿。「ごめんなさい、夏の男性の匂いとか不衛生な感じが本当に無理…」という主旨の文面は、投稿直後から急速にタイムラインを駆け巡りました。
この投稿に対して、ネット上では瞬く間に反発の声が沸騰。「特定の性別を一括りにして攻撃している」「体質や職業柄避けられない身体的特徴を嘲笑・差別する行為だ」「言葉を扱うアナウンサーとしての配慮や品位を欠いている」といった批判が殺到し、数万件規模のリポストと引用によって炎上状態は制御不能なレベルに達しました。
事態を極めて重く見た所属事務所VOICEは、投稿からわずか2日後の2024年8月10日、公式サイト上で「異性の名誉を毀損する不適切な投稿があった」として、川口氏とのマネジメント契約を解除したと電撃発表しました。同社は公式リリースにおいて「言葉を扱うアナウンス事務所として、到底看過できない事態」と厳格な姿勢を表明。講師を務めていたアナウンススクールなども即座に契約終了の措置をとり、公的な仕事のほぼすべてが一瞬にして失われる事態となったのです。
川口氏は直後に当該ポストを削除した上で、「自身の未熟さと配慮の欠如により、多くの方々を深く傷つけてしまった」と謝罪文を公表。しかし、一度火がついた批判の炎は容易には収まらず、発言の妥当性を巡る議論は大手ポータルニュースのトップを数日間にわたって独占し続けました。