ショップや通販サイトを見ていると、「フィッシャーマンズキャップ」「ロールキャップ」「ドッカーキャップ」「ワッチキャップ」など様々な呼称が混在しており、混乱を招いています。これらの名称は歴史的ルーツと細かな仕様の違いに由来します。
「フィッシャーマンズキャップ」は、フランス・ブルターニュ地方などの漁師が強風で飛ばされないよう、つばを排して頭に密着させた伝統的な帽子が起源です。「ドッカーキャップ(Docker Cap)」は港湾荷役労働者(ドッカー)がコンテナ作業時に視界を遮らないよう愛用したワークキャップを指します。
一方、「ロールキャップ」は裾部分がクルクルとロールアップされた形状全般を指す現代のファッション用語であり、形状カテゴリーの名前です。近年では「Béton Ciré(ベトンシレ)」が提案したレザーアジャスター付きのショートキャップ「ミキ(Miki)」スタイルが世界的に普及したことで、これらはほぼ同義の「つばなしショートキャップ」として総称されています。