鷲尾いさ子さんの闘病生活において、何より特筆すべきは夫・仲村トオルさんの献身的な支えです。仲村さんは人気俳優として過密な撮影スケジュールを抱えながら、約10年以上にわたって妻の介護、家事、子育てを率先してこなしてきました。
報道各社や知人の証言によると、仲村さんはドラマや映画の現場入りする前、毎朝早くに起きて朝食の準備や娘たちのお弁当作りを行い、学校の送り迎えや行事への参加も欠かさなかったといいます。妻が外出する際には常に寄り添い、優しく手を引き、段差では体を支える姿が近隣住民によって度々目撃されています。
また、2019年に芸能界デビューを果たした長女のミオさんも、母の闘病を間近で見守りながら育ちました。成長とともに母の手足となって家事を分担し、妹の面倒を見るなど、家族全員がひとつのチームとなって母・鷲尾さんを支え合ってきた歴史があります。
仲村トオルさんは過去のインタビューなどで家族について語る際、過酷な状況を悲観するのではなく、「家族がいるからこそ今の自分がある」「当たり前の日常を大切にしたい」といった感謝の言葉を一貫して口にしています。不平不満を漏らさず、黙々と家族を守り続けるその姿勢は、芸能界内外から深い尊敬を集めています。