舌のひび割れ放置は危険?溝状舌の治し方と痛む原因・対処法を徹底解説

舌のひび割れ放置は危険?溝状舌の治し方と痛む原因・対処法を徹底解説

舌のひび割れ放置は危険?溝状舌の治し方と痛む原因・対処法を徹底解説についての真相をお届けします。

溝状舌(Fissured tongue)とは、舌の背部(表面)に縦や横、あるいは網目状に深い溝が形成される状態を指します。日本口腔外科学会などの臨床データによると、成人の約5〜10%に認められ、小児期には1%未満であるものの、年齢を重ねるにつれて発現頻度が上昇する傾向があります。

発症に至る主な原因は、大きく分けて「先天的要因」と「後天的要因」の2つが存在します。

まず先天的要因としては、生まれつきの舌の発育異常や遺伝的素因が挙げられます。家族内に同じような舌の形状を持つ人がいるケースが多く、親から子へと体質が受け継がれることが確認されています。また、メルカーソン・ローゼンタール症候群(顔面神経麻痺、肉芽腫性口唇炎、溝状舌の三徴を示す疾患)やダウン症候群などの全身性疾患の部分症状として現れることもあります。

一方、後天的な要因として臨床上極めて重視されるのが、加齢による舌筋の萎縮と口腔乾燥(ドライマウス)、そして過度な精神的ストレスです。ストレスや自律神経の乱れによって唾液の分泌量が低下すると、舌の粘膜が柔軟性を失い、亀裂が深くなりやすくなります。さらに、ビタミンB群の欠乏や慢性的な胃腸障害、口呼吸の習慣なども舌粘膜のバリア機能を著しく低下させ、溝状の変形を助長する引き金となります。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。