「遮る」の読み方は「さえぎる」であり、常用漢字表に登録されている訓読みです。「遮」という漢字は、進行を表す「辶(しんにょう)」と、締め付ける・狭める意味を持つ「庶」が組み合わさってできた文字であり、「途中で行く手を塞ぐ」「枠を設けて進行を止める」という原義を持ちます。
辞書的な定義をわかりやすく整理すると、主な用法は以下の3つに大別されます。
1つ目は、物理的な進行や空間を隔てることです。「行く手を遮る」「カーテンで外からの視線を遮る」といった使い方がこれに該当します。2つ目は、光や風、音などの自然現象を途中で食い止めること(例:「ブラインドで直射日光を遮る」「防音壁が騒音を遮る」)。そして3つ目が、他者の発言や思考の流れを途中で断ち切ること(例:「人の話を遮る」)です。
いずれの用法にも共通しているのは、「連続して流れていたもの(視線、光、音、言葉、進行)の間に別のものが割り込み、その連続性を断つ」という空間的・時間的な断絶のイメージです。