メダカのお腹がパンパンな原因は?抱卵と病気の見分け方・緊急対処法についての疑問解決ガイドをご紹介します。
愛魚のお腹が膨らんでいる際、飼育者が最初に行うべきは「危険度の判定」です。病気であるにもかかわらず「卵を持っているだけだろう」と楽観視して放置すると、数日で命を落とす危険があります。以下の比較表を参考に、愛魚の腹部の形状や付随する症状を慎重に見極めてください。
診断区分腹部の膨らみ方・形状随伴症状・泳ぎ方の特徴危険度と緊急対応産卵期の抱卵下腹部(肛門付近)がなだらかに下垂するように膨らむ極めて活発。食欲旺盛でオスを惹きつける動きを見せる危険度:低
通常飼育を継続消化不良・便秘お腹全体が横にやや張るが、左右対称性を保っている白い糸状の糞、動きがやや緩慢、水面や底面で静止しがち危険度:中
2〜3日の絶食と水温調整腹水病・松かさ病上から見ると真円に近い球状。風船のように不自然に突っ張る鱗の逆立ち(松かさ)、眼球突出(ポップアイ)、転覆病の併発危険度:極大
即座の隔離・塩浴・薬浴転覆病(浮袋障害)腹部が浮力で持ち上がり、背中やお腹を上に向けやすい水面に浮いて潜れない、または底に沈んで上がれない遊泳異常危険度:高
低水位での保護・塩浴
決定的な識別ポイントは「上からの観察(上見)」です。メスが健康に卵を抱えている場合、上から見ると頭部から尾びれにかけて滑らかな紡錘形を保ちながら腹部が横に張り出します。これに対し、腹水病に侵された個体は背骨のラインを無視して腹腔全体が風船のように丸く膨張し、同時に体表の鱗が毛羽立つように逆立つ特徴(松かさ症状)が現れます。