ドラッグストアの店頭でテスターを試す消費者の様子や、美容掲示板・SNSにおける数万件規模の投稿を精査すると、カタログスペックだけでは見えてこないリアルな実態が浮き彫りになります。
セザンヌの「リップカラーシールド」に対しては、「600円台とは思えない滑らかさ」「リップクリーム感覚で鏡を見ずに塗り直せる」という日常使いに対する絶賛の声が目立つ一方、「濃いめの発色を求める人には薄づきすぎる」「ティッシュオフするとツヤは落ちる」という指摘も見られます。
一方、韓国発祥で今やドラッグストアの定番となったロムアンドに対しては、「一度密着すると朝から夕方まで色が残る」「絶妙なくすみ粘膜カラーが豊富」と色調の秀逸さを評価する声が圧倒的です。しかし同時に、「時間が経つと特定の色素だけが残って蛍光ピンクっぽく転ぶことがある」「唇の皮がむけやすい体質の日はピリつく」といった、染料特有の肌負担に対する懸念も少なからず報告されています。
店頭で接客を行う化粧品販売員は次のように証言しています。「最近のお客様は、店頭に並んでいるサンプルを手の甲に塗ったあと、ティッシュで強く擦って落ち具合をその場で確認されます。色持ちへの要求水準は過去最高にシビアですが、同時に『荒れないこと』を最優先にする方が非常に増えています」。