「コロナは瓶のままラッパ飲みするのが正義」という固定観念を一度外してみると、新しい景色が広がる。専用グラスへのサーブと温度管理、そして現代的なアクセントを加えることで、そのポテンシャルは劇的に跳ね上がる。
まずは温度。理想は氷点下に近い2℃から4℃のキンキンに冷えた状態だ。これをあらかじめ冷凍庫で冷やしておいた専用のチューリップ型パイントグラスへ、あえて勢いよく注ぎ込む。きめ細やかな白い泡のヘッドを作り出すことで炭酸が適度に抜け、麦汁本来のピュアな甘みとコーン由来のクリスプな口当たりが際立つ。
さらに現在、日本のビアバーやアウトドアシーンで注目を集めているのが「シーソルト&ピンクペッパー」のリムショットだ。グラスの縁にライムを塗り、粗塩と砕いたピンクペッパーをまぶす。塩味がビールのドライさをブーストし、スパイシーな刺激が心地よい余韻を残す。定番を愛しつつも新しい刺激を求める愛飲家たちの間で、密かなブームとなっている。