この楽曲は、後にダブルミリオンを達成し金字塔となったアルバム『STRAY SHEEP』の精神的支柱として機能することになる。『Lemon』や『パプリカ』といった大衆的アンセムが並ぶ盤面において、本作が放つ冷徹な凄みと神聖さは異彩を放っていた。
アルバムの中盤に配されたこの楽曲は、単なるヒット曲の寄せ集めではない、作品全体に深い哲学的陰影を与える「重力場」となった。ポップスターとしての輝かしい光と、前衛芸術家としての深い孤独。その両極端をひとつの器に共存させることができたのは、この楽曲が持つ絶対的な強度の賜物だ。