マイティ・モーという名を語る上で外せないのが、見る者すべてを戦慄させた必殺ブロー「サモアンフック」です。極太の腕から繰り出されるオーバースイングの右フックは、ガードの上からでも相手の脳を揺さぶり、数々のヘビー級トップランカーをリングに沈めてきました。YouTubeや配信プラットフォームのマイティ・モー KO集でも、その破壊力は再生回数上位を独占し続けています。
その真骨頂となったのが、2007年3月に横浜アリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2007 IN YOKOHAMA』でのチェ・ホンマン(崔洪万)戦です。当時、218cm・160kgを超える巨体と頑強な打たれ強さで「大巨人」と恐れられていたチェ・ホンマンに対し、マイティ・モーは身長差30cm以上のハンデをものともせず踏み込みました。
2ラウンド開始直後、モーの放った強烈な右サモアンフックがチェ・ホンマンの顎をジャストミート。巨木が倒れるかのようにリングへ崩れ落ちた失神KO劇は、K-1の歴史において「最も痛快で衝撃的な大逆転シーンの一つ」として世界中の格闘技ニュースでトップ報道されました。この一戦により、彼の名は世界中に轟くこととなりました。