ロシア軍事パレード激変の真相!戦車激減とプーチン演説を徹底解剖

ロシア軍事パレード激変の真相!戦車激減とプーチン演説を徹底解剖

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5月9日の式典で世界中が固唾をのんで注視するのが、プーチン大統領による演説内容です。従来の戦勝記念日演説は、大祖国戦争で犠牲となった2,700万人におよぶソビエト市民への追悼と、ファシズムを打ち破った歴史的勝利を讃える内容が中心でした。しかし近年の演説では、その歴史的記憶が現在の地政学的対立を正当化するための強力なプロパガンダ装置へと完全に再編されています。

演説の核心は一貫して「歴史の連続性」の強調にあります。「西側諸国がロシアの解体を企てている」「ウクライナにおける特別軍事作戦は、ナチズムから祖国を守るための聖戦の継続である」という論理を展開。対独戦勝というロシア国民にとって不可侵の栄光を現在の軍事行動と直接結びつけることで、戦死者の増大や経済制裁に対する国民の不満を封じ込め、強固な愛国心を喚起する狙いがあります。

社会心理学の視座から分析すると、この言説空間は「集合的記憶(コレクティブ・メモリー)の政治的動員」と「外集団への脅威帰属による内集団バイアスの強化」によって支えられています。自国を「常に侵略の脅威に晒されながらも正義のために立ち上がる被害者であり勝者」と位置づけることで、社会全体に潜む不安や認知的不協和を解消し、プーチン政権を中心とする強固な統合状態を作り出しているのです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。