高校卒業後、牛島の進化は止まらなかった。日本のトップリーグであるVリーグ1部(V1)の強豪チーム「シュヴァイデンアドラーズ」へと進撃した彼は、そこでさらに恐ろしい大砲へと変貌を遂げる。
アドラーズでは、同じく天才と称される影山飛雄や星海光来といった怪物たちとチームメイトとなった。高校時代はチームの全トスを集めて打ち切るエースであったが、プロの舞台では戦術的柔軟性と守備の精度を飛躍的に向上させた。海外最高峰のイタリア・セリエAでの挑戦や、日本代表の主力オポジットとしての世界選手権出場など、牛島若利の主戦場は一気に世界へと広がったのだ。
プロになっても揺るがない「バレーボールへの愚直なまでの誠実さ」。アドラーズでの彼の姿は、単なる天才の成長劇ではなく、プロフェッショナルとして頂点を極め続けるアスリートの真髄を物語っている。